窓の防犯リフォームで知っておくべきガラスの話

窓の防犯リフォームで知っておくべきガラスの話

空き巣や忍込み、一般家庭の侵入盗で多いのがこの2つのケースです。

 

このようなことは起こってほしくありませんし、生涯一度も経験をしたくないことです。

 

でも、ちょっとしたスキが出来ることで侵入され、普段の生活を乱されることにもなりかねません。

 

そこで今回は、スキになりやすい「窓」の防犯リフォームをすることで、あなたの生活を安全にできることを紹介したいと思います。

目次

1: 日本の空き巣や泥棒状況

日本の空き巣や泥棒状況

日本は諸外国と比べて治安が良いと言われています。

これは外国の方が日本に旅行へ来られている表情や行動を見ていてもわかると思います。

 

海外ですとバッグやスマホをテーブルに置いて目を離したすきに、見知らぬ誰かが持ち去るということも起こります。

 

でも、日本ではキャリーバッグを置いて目を離しても、ほとんどの場合はなくなりません。

 

お金を落としたとしても、見知らぬ誰かが拾ってくれて渡してくれます。

 

このように日本は世界を基準にすると治安がすこぶる良い国であることは間違いありません。

 

 

しかし、このように治安の良い日本でも「空き巣」「忍込み」から起こる泥棒は今もなくなりません。

 

2018年に発表された警察庁の調べによりますと、平成29年1月~12月の

 

空き巣の認知件数:25,557件 検挙件数:13,885件 検挙率:54.3%

忍込みの認知件数:9,552件 検挙件数:6,234件 検挙率:65.3%

 

このような結果が出ています。

(出典:「平成29年1~12月犯罪統計資料【確定値】訂正版 (2018-03-09)」

 

1日平均として換算すると96件の被害が出ていることになりますが、おそらく届け出されていないこともあると思われますので、実状としてはこの数字よりも多いのではないかと思っています。

 

また、検挙件数に注目していただきたいのですが、被害に遭ったとき検挙されるのが約半分。

 

残りの半分は検挙されず、そのままということになります。

 

このような状況を見ると、自分の家にあるものは自分たちで守らないといけないということに気づきます。

 

では、何をすればこのような被害から逃れられるのでしょうか?

 

2: 空き巣や泥棒に強いのが防犯ガラス

空き巣や泥棒に強いのが防犯ガラス

完璧に安全を確保することはできませんが、空き巣や泥棒などが嫌がることをすると、被害に遭う確率が減ってきます。

 

空き巣や泥棒は、できるだけリスクを減らして侵入したい。

ちょっとでも簡単に侵入できる家を選びます。

 

ということは、侵入するのに時間がかかる家なら、狙ったとしてもあきらめる可能性が高くなります。

 

そこで、私がおすすめするのは「防犯ガラス」なんです。

 

防犯ガラスは、2枚の板ガラスの間に特別な中間層がある、一般的なガラスよりも強いもの。

 

ガラスに穴を開けて侵入を試みようとしても、ガラスを破って侵入しようとしても時間がかかりますから、空き巣や泥棒にとっては嫌なものになります。

 

窓の近くでゴソゴソやっていたら、まわりから怪しまれますからね。

だから空き巣や泥棒は別の家を探します。

 

3: 防犯ガラスが効果的な理由

 防犯ガラスが効果的な理由

空き巣や泥棒の侵入方法の多くは、ガラス破りです。

イメージとしては錠前破りをしそうですが、ガラス破りの方が時間がかからないのでしょう。

(1)こじり破り

窓の錠前が付いている近くのガラス溝にドライバーなどを差し込んで、こじるようにして穴をあけます。

 

開いた穴から直接錠前を開けて侵入するケースです。

(2)打ち破り

物や道具を使ってガラスを破ります。

当然、割れる音が響きますから、かなり大胆な方法です。

(3)焼き破り

ガラスに温度変化を与えることで穴を開ける方法です。

このような方法を使って、空き巣や泥棒はガラスを破り侵入します。

そこで防犯ガラスをつけておくと、これらの侵入を阻むことができます。

 

いくらこじっても、なかなか貫通しませんので穴が開きません。

物を投げて打ち破ろうとしても、簡単には割れません。

 

焼き破りは防犯ガラスのメーカーさん情報を見てもらうといいですが、「焼き切り不可能」と公表しているところもあります。

 

 

だいたい空き巣や泥棒は、5分で侵入できないと半数があきらめると言われています。

 

10分かかると90%があきらめるという情報もあります。

 

ということは、防犯ガラスを備えつけることで、ガラス破りをしようとしても10分以上かかると、、、あきらめてあなたの敷地から出ていってくれるということになります。

 

4: プラスアルファで防犯性能をアップするアイテム

プラスアルファで防犯性能をアップするアイテム

でも、防犯ガラスだけでは安心できない。

 

そんな方には、鍵付きのクレセントがおすすめです。

 

通常のクレセントに鍵がついていますので、万が一防犯ガラスを貫通させても、外からクレセントを解除して窓を開けることができません。

 

ここで時間が必要だとわかると、空き巣や泥棒があきらめてくれる可能性が高くなるので、より安全を追求するなら「鍵付きクレセント」を一緒に取り付けておかれると安心できます。

 

他には「補助錠」と呼ばれる、メインの錠前にもうひとつ錠前をつける方法。

 

ひとつの錠前を外すよりも、錠前を二つ外すのは時間がかかります。

 

錠前の数が増えるほど、空き巣や泥棒は嫌がりますから、このような方法も検討されてはいかがでしょうか。

 

さらに防犯性能をアップするなら「面格子」を取り付けましょう。

 

面格子があるから100%侵入不可能とは言えませんが、面格子を外すのには時間がかなり必要ですから、あきらめさせる方法としては優れています。

 

5: 万が一のためには火災保険

万が一のためには火災保険

侵入はされなかったけれど、ガラスが割られた。

このような場合、火災保険に加入していると、ガラスの修繕費用が保険適用されることがあります。

 

火災保険という名称から「火事の時だけ使える」ようなイメージがありますが、こういった被害の場合にも適用されることが多いですね。

 

もし、被害に遭われた場合には、火災保険を契約されている保険会社へ連絡してください。

 

6: まとめ

空き巣や泥棒を100%防ぐことはできませんが、かなりの確率であきらめさせることは可能です。

 

空き巣や泥棒が嫌がる「時間がかかる」を実施することで、捕まるリスクを与え、1秒でも早くあなたの敷地から出ていってもらいましょう。

 

また、最後にお話しました「火災保険」に関しては、慌てていると思いつきにくいものです。

 

こういった補償があることを覚えておいていただき、万が一の場合には警察と保険会社へ連絡するようにしてください。

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