防音ガラス
防音ガラスの種類
日本板硝子㈱製の防音合わせガラス 商品名 ソノグラス
2枚のガラスとガラスの間に防音用の特殊な中間膜をはさんで合わせたガラスがソノグラスです。通常使われている1枚のガラス(単板ガラス)の場合、人の耳がもっとも感じやすいといわれる周波数域(1~2KHz)で遮音性能が低下しますが、防音合わせガラスのソノグラスは、1枚ガラス(単板ガラス)が低下する周波数でも低下を防ぎ音域全体にわたり遮音効果を発揮します。

特徴
防音効果
防音合わせガラスのソノグラスは、右図のようにガラスとガラスの間に防音特殊中間膜をはさみこんでくっつけた合わせガラスと呼ばれるものになります。騒音によって発生する振動を熱に置き換え、音の波を消滅させる原理を用いています。この原理で、音域の全体をカバーした遮音性能が可能になりました。このソノグラスを使用するサッシを、防音用の防音サッシにすることで一重窓でも防音性能をあげることができます。
安全性
ソノグラスは、防音特殊中間膜を挟み合わせたガラスなので、万一物や地震によるガラスの破損が起きてもガラスが飛散することがありません。また、ガラスが飛散しないので脱落の危険もほどんどありません。防音特殊中間膜は耐貫通性能も高いので衝撃物による事故もなく安全です。
ソノグラス+スペーシア
防音合わせガラスのソノグラスに断熱では最も高性能なガラス、真空ガラス「スペーシア」を合体させた商品「スペーシア静」右図のようにガラスを3枚使い、ガラスを合わせた部分と真空にした部分がある、防音、断熱、結露と全ての効果を兼ね備えたオールマイティーなガラスです。
防音ガラスのソノグラスに高断熱真空ガラスのスペーシアを合体させた「スペーシア静」冬の寒さや結露と防音効果プラスアルファされた高機能ガラスです。

特徴
高い遮音性能で静かな空間を創ります
防音特殊中間膜と真空層の効果で防音効果をさらにアップさせることで、より外部からの騒音を遮り静かな空間に。もちろん、室内から発生するテレビや会話、ステレオなどの生活音も外部への漏れを軽減してくれます。。
高断熱性能で暖かい空間を創ります
真空ガラスの高断熱性能で開口部からの熱損失を抑え冬場の窓際の冷気(コールドドラフト現象)を和らげます。暖かい心地よいお部屋になります。
省エネ性能で地球にやさしい空間を創ります
高い断熱性能で、使用する冷房、暖房効率を上げエネルギー消費を抑えます。それにより、CO²の削減につながり地球温暖化防止に貢献します。
防露性能で清潔な空間を創ります
高い断熱性能で、ガラス面に起きる結露を抑制し、水滴による額縁(木枠)や床材などの腐食を防ぎます。また、結露により発生するカビの防止にもなります。
UVカット性能で快適で健康な空間を創ります

防音特殊中間膜が音の軽減だけでなく、紫外線のカットにもなります。紫外線は、人体に有害と言われています。また、窓際の家具やカーテンなどの変色や褪色も防ぐ効果があります。
施工性の良い薄型設計 耐風圧性能
多機能ながらも施工性の良い薄型設計。耐風圧強度に優れていますので、高層階でもガラスの厚さをおさえ、重量も軽減できます。
AGC 旭硝子㈱製の防音合わせガラス 商品名 ラミシャット
2枚にガラスの間に防音特殊フィルム(ポリビニールブチラール膜を主体としたもの)を挟むことで、音域全体に渡って遮音効果を発揮する、遮音性に優れた合わせガラスです。
特徴
優れた遮音性能
2枚のガラスとガラスの間に防音用の特殊なフィルムを挟み、加熱することで圧着した防音用の合わせガラスです。防音特殊フィルムの柔軟性で音によるガラスの振動を吸収し、1枚ガラスなどに起きるコインシデンス効果による遮音性能の低下を抑えます。音域全体での遮音性能が期待できます。
※コインシデンス効果:均質で単一の板状の材料の場合、ある特定の周波数域で透過損失の低下が起きます。面材が薄ければ高音域、厚くなるにつれ中音域に低下が生じます。

破片が飛散しにくい
2枚のガラスの間の特殊フィルムを接着しているため、万一地震や、ものがぶつかった衝撃等で破損してもガラスが飛び散ることがなく、脱落もしにくくなります。
衝撃物が貫通しにくい
特殊フィルムは、柔軟で強靭なつくりになっているので、衝撃物による貫通がしにくくなります。
紫外線の遮蔽効果
中間膜(特殊フィルム)によって、物の色やけ等の原因になる紫外線を99%カットします。
ラミシャット30
呼び厚さ6ミリの<ラミシャット30>は、ガラス単体の遮音性能がT-2等級相当をクリアしています。外からの騒音を軽減し、また、室内からの生活音等を外に出さず、静かで快適な居住空間を創ります。
ラミシャット35
呼び厚さ8ミリの<ラミシャット35>は、ガラス単体の遮音性能がT-3等級相当をクリアしています。ラミシャット30よりさらに遮音効果を上げ、空港や幹線道路、電車や工場など、大き目の騒音にも効果を発揮し、快適な居住空間を創ります。
防音ペアガラス 商品名 マイミュート
防音ガラスというと合わせガラスが一般的ですが、ペアガラス(複層ガラス)にも防音ガラスがあります。ペアガラス(複層ガラス)にすることで、防音のほかに断熱効果もプラスアルファすることができます。
マイミュートは、ガラスとガラスの間の空気層に低音域共鳴透過現象を防止するために、世界で初めて「レゾネーター」(右写真)と呼ばれる防音構造を使い、防音効果、断熱効果を同時に得られます。


特徴
ガラス単体の遮音性能「T-3等級」
ホテルの客室や応接室、オフィスの会議室における1級(建築学会が好ましいと推奨する性能を満たしている水準)に値する防音性能表示の「T-3等級」をクリア。
マイミュートに遮熱断熱Low-Eペアガラス
<サンバランス>や、防犯タイプのガラス<ラミセーフセキュリティー>、防火タイプの<マイボーカ>などをご自宅、お部屋にあった付属したい効果のガラスを使うことが可能です。用途によってお選びいただけます。
セントラル硝子㈱の防音合わせガラス 商品名 ラミレックスソネス
ラミレックスソネスは、2枚のガラスの間に特殊中間膜を挟んで、加熱圧着した合わせガラスです。板ガラス(単板ガラス)にみられるコインシデンス効果(板状の材料の遮音性能で特有の周波数で遮音性能が低下する現象)を合わせガラスの特殊中間膜の効果で防ぐことができます。
昭和61年5月に建設省指導のもと「ガラスを用いた開口部の安全設計指針」が策定されました。開口部の設計にあたっては、安全性の高いガラスのご採用をおすすめいたします。
特徴
高い遮音性能
ラミレックスソネス30(呼び厚さ6ミリ)はT-2等級、ラミレックスソネス35(呼び厚さ12ミリ)は、T-3等級をクリアした防音合わせガラスです。軽減したい音の種類によって使い分けることが可能です。
防犯性・安全性
特殊中間膜が加熱圧着されているため、地震や衝撃などで万一ガラスが割れた際で飛散や、脱落の危険性少なくなります。また、特殊中間膜は耐貫通性も高いので、空き巣や泥棒などからの防犯性の高くなります。
紫外線カット性能
ガラスの間の特殊中間膜は紫外線カット効果もあるので、窓際のものやカーテン、木枠などの色やけ、褪色などを防ぎます。紫外線カット率99%。(ただし変色、褪色は可視光線・熱・化学物質などによって生じることがありますのでご注意ください。)

防音ペアガラス 商品名 ペアレックスソネス

防音ガラスは合わせガラスだけではなく、ペアガラスもあります。セントラル硝子の防音ペアガラスは、使用する2枚のガラスの厚みを変え共振現象を防ぎ、さらにガラスとガラスの間の空気層に防音用のガスを入れ防音性能を高めています。使用するガスは、無色透明、無臭無害ですので万一割れてガスが漏れてもの問題ありません。室内室外の音の行き来を軽減することで、快適な室内環境になります。
特徴
防音効果

ペアレックスソネスは、2枚のガラスをそれぞれ異なった厚み(異厚)にし、ガラスとガラスの間の空気層に防音用のガスを封印することにより、防音性能を上げています。また、ペアレックスソネスには、タイプⅠとタイプⅡがあり、タイプⅠは防音性能を重視するもの。タイプⅡは、防音性能と断熱性能を兼ね備えたタイプになります。それぞれ中間空気層に使用するガスによって性能が異なります。
結露しにくく、省エネ効果も
ペアレックスソネスタイプⅡは、断熱性能にも優れているので、結露軽減にも効果があります。また、断熱性能を上げることで、省エネ対策にもなります。
ペアレックスソネスネオ
ペアレックスソネスの中間層に入っているガスを防音用に特殊ガスにしたものがペアレックスソネスネオになります。
ペアレックスソネスネオは、ペアレックスソネスの空気層のガスを特殊ガスに変えた、より防音性能の高いガラスになります。さらに防音性能を高めることで、車や電車、工場の音などを軽減し、音のストレスを和らげます。また、ペアガラスにしていることで断熱性にも優れています。
「防音」と「断熱」の2つを兼ね備えたペアレックスソネス ネオは防音と断熱 2つを兼ね備えています。生活騒音から感じるストレスを和らげ、さらに地球にやさしい省エネ住まいにしてくれます。

特徴
防音性能

ペアレックスソネスネオは、ペアレックスソネス同様、異厚のガラスを使用し、中間の空気層に入れるガラスをペアレックスソネスより防音効果のある特殊なガスをいれワンランク上の防音性能「静けさ」を実現します。
断熱性能
ペアガラス(複層ガラス)にすることで、一枚ガラスより断熱性能が向上しています。また、断熱性能をあげることにより寒い時期になるとよく見られる結露を軽減します。次世代省エネルギー基準の熱還流率に適合しています。
防音ガラスには、合わせガラスやペアガラスと種類も効果も様々ですが、アルミサッシのガラスを防音ガラスに交換しても、アルミサッシの隙間からは音が入るので人間の耳ではさほど効果が感じられません。実際は、ガラス部分から入る音は軽減できるので機械で測定すれば違いがでるはずです。しかし、効果を感じられなければ意味がないので、防音目的で防音ガラスへのガラス交換をする場合は窓の匠ではあまりおすすめしていません。最低でも現在ついているサッシが防音サッシでなければ音の軽減は難しいです。防音目的で防音ガラスを使う場合は、内窓(二重窓、二重サッシ)との併用をおすすめします。