二重窓のふかし枠をいかにもふかし枠がついているように見せない方法
二重窓にしたいけど…取り付ける幅が狭くてふかし枠が必要とのこと…部屋の中に出っ張るのは違和感ありそうで嫌だ…
そんな思いで二重窓をあきらめている方も多いと思います。
たしかに窓の枠だけ手前に出てくると、特に掃き出し窓(足元まである窓の事)は違和感が出るかもしれません。
上記写真は、三協アルミのプラメイクEⅡのふかし枠B(40mmタイプ)を付けた状況です。
窓から床まで何もないと手前に窓が張り出している感じが強くなります。
今回は、同じ位部屋の中に出ても、張り出している感じなくふかし枠をつけて二重窓にする方法をご紹介します。
ふかし枠を付けなければならない場所
ふかし枠とは
ふかし枠は、メーカーによって呼び方が違いますが(大額縁、増枠など)使用する目的は同じで、二重窓を取り付ける部分の幅が足りない時に、二重窓を取り付けられるように幅を大きくする部材です。
ふかし枠は、どのメーカーもオプション材となりますのでその分費用もかかります。
窓の匠ではなるべく費用がかからないように、できる限りふかし枠を使用しなくて済む方法を考えてご提案しています。
二重窓の種類によって枠の幅も違いますし、ふかし枠の幅も違います。
注※防音目的の場合には空気層が必要ですので、あえてふかし枠をおすすめする場合もございます。
ふかし枠の選定
上記写真の額縁(木枠)を拡大すると…
額縁(木枠)の幅が狭いのがわかりますでしょうか?
これくらいの幅しかないと、基本的にはふかし枠が必要となってしまいます。
その幅によって、使用するふかし枠(大きさ)が決まります。
各メーカーとも2~3種類の幅のふかし枠がありますので、場所によってなるべく幅の狭いものを選んで取り付けます。
ふかし枠の出っ張りをなるべく違和感なく付ける方法
「ふかし枠の選定」での額縁にふかし枠を付けた状況です。
商品はまどまどのふかし枠「大額縁」(51mm)になります。
少し通常のふかし枠と違うのがわかりますか…?
ふかし枠の縦(H)を床まで伸ばしています。(特注寸法で製作しています)
ただ単にふかし枠(大額縁)の縦を伸ばしただけですとぽっかり穴が開いているように見えますので、同じ色の(ホワイト)の樹脂がついている板を横に通していれます。
こうすることで壁のようになるので、変に出っ張ているようには見えません。
しかも、幅の広いふかし枠を使っても、補強材の役目もしますので一石二鳥です。
巾木などの障害物があっても、加工してきれいに収める事も可能です。
まとめ
完成した写真ですが、いかがでしょうか。
いかにも額縁(木枠)が出っ張っているという雰囲気は薄いと思います。
このような収まりは、特別な発注になりますし、慣れていないと加工も大変です。
様々なリスクを考えると工事できる業者さんは少ないと思います。
弊社の場合は工事に最も力を入れており、また最も工事を大切にしていますので難しければ難しいほど力を発揮できます。もちろん見た目だけでなく第一は気密性を重視した取り付けをしていますのでご安心ください。
「他社さんには、一番大きいふかし枠が必要と言われたけど、どうにか狭いタイプのふかし枠にならない?」「他社さんにふかし枠が必要と言われたけど、どうしてもふかし枠を使いたくない、だけどどうしても二重窓はつけたい」
そんなお話の内容でも多くの解決をしてきましたので、一度ご連絡だけでもいいのでご相談してみてください。※お話、ご質問だけでも本当に大歓迎です。
最後までお読みいただきありがとうございます。