ピアノの騒音防音対策には二重窓の後付けが効果的

ピアノやバイオリン、ドラムなど、趣味で楽器を楽しまれている方がいらっしゃると思います。

 

そういった方から、次のようなことをお聞きすることがあります。

 

「インターネットでピアノのことを調べていました。

そうすると、近所のピアノや楽器の音に迷惑している人がいることを知りました。

自分が楽器をするので、あまりそういう意識は無かったのですが、、、。」

 

このようなことがきっかけとなって、防音対策を真剣に考えられる方がいらっしゃいます。

 

そこで、今回は、自分の出す音への対策「防音対策」

外から聞こえてくる音への対策「騒音対策」

 

この2つにフォーカスして、どうすれば解決することができるのかをお話していきます。

 

目次

1: 音の漏れと侵入は窓から

音の漏れと侵入は窓から

家の中の音。

外からの音。

 

どちらも家の屋根や壁、道路に近い場所ですと地面から音が漏れたり、音が侵入したりします。

 

しかし、実のところ、音漏れや音の侵入は、窓が原因になっていることが多いです。

 

ですから、防音対策や騒音対策を考えたとき、効果を高めるためには「窓」への対策がおすすめです。

 

確かに「窓」だけの対策では、完璧な防音や騒音対策にはならないかもしれません。

しかし生活に支障がでない程度には軽減することができます。

 

もし、一日中ピアノを弾いていたい。

もっと、ドラムを叩きたい。

外の音が少しでも耳に入るのはガマンならない。

 

ということであれば、簡易式の防音ルームを設置するという方法もあります。

また、窓だけではなく、壁や床にも防音対策をすることで、より完璧な状態にすることができます。

 

2: ガラスだけの交換では効果半減

ガラスだけの交換では効果半減

では、防音対策と騒音対策を考えたとき「窓」に原因があるのなら、ガラスを防音仕様にすれば済むのかというと、、、

 

それだけでは、防音対策、騒音対策は難しいのです。

 

と言いますのも、内側から漏れる音も、外側から侵入してくる音も、窓ガラスを伝わってくるよりも、サッシの隙間から入り込む方が圧倒的に多いからなのです。

 

もちろんガラスを交換し、音が伝達しないようにすることが必要ですが、窓はサッシとガラスで出来ているため、サッシにも防音対策、騒音対策がされているものを選ぶようにしてください。

 

3: 隙間を埋めるには二重窓

隙間を埋めるには二重窓

では、具体的なサッシの防音対策、騒音対策とはどのようなことなのかというと、

 

音が漏れる、音が侵入する通路である「隙間」を対策することになります。

 

ようするに「サッシの隙間対策」を行うことで、音漏れや音の侵入を軽減することができるんです。

 

そこで実際に行う対策として、2つの方法がありますので説明します。

(1)サッシの隙間が少ない防音用サッシに交換する

この方法には2つあります。

 

1つは「カバー工法」呼ばれている方法です。

カバー工法は、壁などをいじらず、サッシの中にサッシを入れる方法です。

大掛かりな工事にもなりにくいので、リフォームのタイミングでないときには、この方法を検討して見てください。

 

そしてもうひとつの方法が、今、お家についている壁まで入っているサッシを取り外し交換する方法。

こちらの方法は簡単ではありませんし、場合によってはサッシが組み付けられている外壁の一部を切断しないといけないこともあります。

 

もし、家全体をリフォームされるタイミングなら、サッシを取り外して交換する方法を選ぶことができると思います。

(2)二重窓を取り付ける

今あるサッシはそのままに。

 

室内側に、もうひとつサッシを後付けで取り付ける方法です。

 

外側から侵入してくる音は、既存の窓を通過してきますが、内側の窓でシャットアウトされます。

 

また、内側から出た音は、内側の窓を通過して漏れた音を、既存の窓が軽減してくれます。

 

新たに取り付ける内側の窓を、より気密性の高いものにすることで、より音漏れや侵入を減らすことができます。

 

4: 二重窓の取り付け方

二重窓の取り付け方

二重窓の取り付けは比較的簡単です。

 

今の窓の縁にある木枠部分に、新しい窓を取り付けます。

 

木枠の幅が少なくても3~4cm、7~8cmあれば、ほとんどの内側の窓を設置することができます。

 

木枠部分が非常に狭い場合は、内側に新しい枠を取り付けることで対応できますから、日本の住宅のほとんどに対応できると考えて問題ありません。

 

5: 二重窓の取り付けが困難な場合

二重窓の取り付けが困難な場合

ルーバー窓と呼ばれる、縦長の窓で、ハンドルをクルクル回すと窓が開くタイプのものなどは、ハンドルが邪魔になって内側の窓を取り付けられないこともあります。

 

ルーバー窓以外には、

 

  • 内倒し窓:内側に倒して開けるタイプ
  • ドアクローザーがあるタイプ
  • 防犯用ブザーが窓枠付近に設置されている場合

 

また、窓の構造や、お部屋の作りによって二重窓にしにくいことがありますから、そういった場合は「窓の専門家」にご相談ください。

 

経験と知識で、最適な対応方法をご提案させていただきます。

 

6: まとめ

二重窓にすることで、防音効果と騒音効果を軽減することができます。

 

自分が出している音に気づかず、ご近所の迷惑になっているのなら、すぐに二重窓を設定してください。

 

また、ご近所から聞こえてくる音が気になって、毎日の生活で苦労しておられるなら、これもまた二重窓を検討してもらいたいですね。

 

そして、楽器を楽しまれている方で、自分の出す音が気になり、思い切り練習できないという人も、今回ご紹介しました二重窓を参考にしてください。

 

音を出す側、音を聞く側。

 

どちらもストレスにならないようにしておきたいですね。

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