ガラスメーカーを選ぶ時にもご注意を…不良品がある場合も…防音合わせガラス編
代表的なガラスメーカーというと、日本板硝子、AGC、セントラル硝子などがあげられますが、その他にもガラスメーカーというのは様々存在します。
他社さんより安くすることができたと喜びも束の間、のちにガラスの不具合が出てしまい、後悔してしまう事も…
今回は、実際にあったガラスメーカー(防音合わせガラス)選択の失敗をご紹介します。
防音合わせガラスが数年後に不具合
ある日、「ガラスに空気のようなものが入りだした」とお問い合わせいただき、現地調査させていただきました。(他社さん施工)
実際に見させていただくと、ガラスは防音合わせガラスで、そのお家の窓の全てのガラスに同じ現象が出ていました。
合わせガラスの中間膜がガラスの端からはがれだしているように見受けられました。
「施工した業者さんに連絡はしましたか」と聞くと「ガラスのメーカーが倒産してしまい対応できない」との回答だったようで、困って弊社にお問い合わせいただきました。(弊社にガラスの交換依頼)
弊社はガラスの製作はしておりませんので、正直原因や対策はわかりませんが、高いお金を出して取り付けた物に不具合などがあったら非常にショックです。
メーカーを見てもあまり聞いた事のないメーカーで、取付から6.7年経った頃からじわじわと表れたようです。
取り付けた時点でわかる不具合などであればすぐに対応してもらえば良い事ですが、数年後に不具合とわかると保証期間が過ぎて対応してもらえない可能性もあります。
このような現象を見ると、設置した時から不良品だったのではと思ってしまいますので、なおさら悔やまれます。
実際、性能的に不具合があるのかと言われると数値で現れるものでも、使用に変化があるものでもないのでわかりませんが、決して気持ちのいいものではありません。
ガラスメーカーの選定にもご注意を
一般の方がガラスを交換したり、内窓を設置する上で、ペアガラス(複層ガラス)や合わせガラス(防音、防犯)という目的に応じたガラスの選択はあってもメーカーを指定することはあまりないかと思います。
一般的には日本三大メーカーといわれている、日本板硝子、AGC(旧旭硝子)、セントラル硝子を使用することが多いと思いますが、中には金額を下げるために無名のメーカーを使っている業者さんも存在します。
ですので、相見積もりした場合に安さだけで選んでしまうと今回のケースのように後々に再度ガラスを交換することになり、最終的に最も高い金額がかかってしまう事もありますのでガラスを選択する際は、「メーカーはどこですか」と確認しておくことも大切です。
まとめ
テレビCMでもたまにリコールが流れていたりするようにどんな製品でも大きなメーカーだからといって不具合がないという事でもありません。
しかし不具合が起きた時に、大きいメーカーの方が対応などに安心感があります。
高いもの(製品)ほど完成度であったり耐久性は重要になってくるかと思いますので、特にガラスなどはなにもなければかなり長期で使用できるものですので、もちろん金額も製品選びには重要な要素ですが、最終的に満足できるようにご自身でも確認をしていただけたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。