二重窓に安さばかり求めてしまうと後悔してしまうかも…二重窓の豆知識
リフォームを考えた時、どのリフォームでもそうですが「金額」という面も重要な選択要素になります。
誰でも安い方が良いと思いますが…
しかし、二重窓に安さばかり求めてしまうと、結果「つけなければよかった…」となってしまうかもしれません。
なぜ、安さばかり求めると後悔してしまうかもしれないのか…その説明をしていきますのでこれから二重窓をお考えの方は参考にしてください。
・同じ二重窓、性能に大きな差なんてないでしょ?
・安いとどんなリスクが?
・工事も大事
二重窓は性能に差があります
二重窓はなくても生活できる
二重窓は、基本的には取り付けなくても生活できるものです。騒音、結露、寒さ、暑さ、防犯の対策で取り付ける方がほとんどですが、そこにお金をかけるのであれば、効果がなければ意味がありません。アルミサッシ、扉、床や壁などのリフォームの場合は、性能の高い低いはあっても取り付けないわけにはいかないと思います。逆に言うとそれらの工事は取り付ける事に対しての後悔はありません。
二重窓は性能によって効果が変わる
よくお客様を通して耳にするのが…「二重窓はみんな同じ二重窓なんだから、性能に差なんてそんなにないですよ。だからわざわざ高価なものを使わなくても…」と工務店さんには言われたと…
弊社では、実際にまったく同じ窓に違う種類の二重窓を付け替えて効果を差を見たことがありますが、全然違います!
だからと言って高いものをつけてほしいという思いは、絶対にありません!
費用対効果を考えてリーズナブルなタイプの二重窓をお勧めすることもありますが、「求めている効果」「取り付ける場所で二重窓が発揮できる効果」の割合が最も重要です。その割合が悪いと「本当の満足」にはなりませんし、満足できなければ二重窓を取り付ける意味がなくなってしまいます。
リーズナブルなタイプの二重窓に起きるリスク
なんでもそうですが、安いものには安い「何か」があります。
「何か」が悪いのではなく、その「何か」をしっかり理解した上で購入した方が、納得のできるお買い物ができます。
リーズナブルな二重窓にもその「何か」はあります。性能の差は上記通りあるのですが、性能の差以外にも安さの要因がありますのでご紹介します。
材料もリーズナブル
二重窓は、熱を通さないように樹脂でできているものが多いですが、熱を通しにくい反面、強度がアルミに比べて弱くなります。
高価な二重窓は、性能が良いだけでなく使用している樹脂もしっかり考えられていて強い樹脂が使われています。
それでは、リーズナブルなタイプの樹脂はというと…あまり強度がありません…
使用していて急に壊れるという事は考えられにくいですが、最も注意が必要なのが「熱や紫外線」です。
熱による樹脂枠の変形
上の写真は、二重窓の縦の枠になります。
赤い丸の中の部分に何か違和感を感じませんか?
枠が曲がってしまっています。
曲がってしまった枠を正面から見ると…
枠に隙間ができてしまっています。これではせっかく付けた二重窓も気密性が低く、防音、結露、断熱の効果が低くなってしまいます。
この写真は、二重窓の障子の下の部分(下框)になります。真夏日に二重窓を閉めっきりしたことにより二重窓とサッシの間が高温になり、下框の樹脂が柔らかくなり、ガラスの重みでつぶれてしまった様子です。
隙間だらけになってしまっていました。
こういった事は非常に稀ですし、リーズナブルなタイプの二重窓全てにリスクがあるわけではありませんが、取り付ける場所や、使用するガラスの選択を間違ってしまうと、実際に起こってしまう可能性もあります。
※これらの事例は「窓の専門店」として是正依頼がきた時のもので、取り付けは弊社ではございません。
二重窓は施工も大切
リーズナブルなタイプの二重窓は、インターネットでも「簡単に取り付けられます」「誰でもできます」等、製品だけでも販売していますし、工務店さんでも「簡単」という認識の方が多いですが、実は、取り付けや調整は重要で奥が深いです。
上にも記載しましたが、性能がしっかり発揮できる取り付けでないと二重窓にする意味がありません。
弊社の取り付けは、100%以上の性能を求めて工夫した取り付けをしております。
「他社さんで付けたけど気になる…」「何がおすすめなのかだけ聞きたい」など、聞きにくい事、些細な事でも喜んでお答えしますので、お気軽にお問合せ下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございます。