窓の結露対策、いったいどうやったらなくなるの?窓のプロが教えます!

窓の結露対策、いったいどうやったらなくなるの?窓のプロが教えます!

気温が下がったとき、朝目覚めて窓を見ると、、、

 

あ~、やっぱり窓際が濡れてるよ

 

慣れてしまっているとしても、あまり気持ちの良い瞬間ではありません。

 

できれば寒い日でも、窓際や窓はカラッと乾いた状態になっていてほしいものです。

 

そこで、このような「濡れている」状態をなくすためにできる方法を、今回はご紹介していきたいと思います。

 

簡単に出来ることから、ほぼ完璧に快適な状態を手に入れる方法までお話していきますので、あなたの暮らしで取り入れやすいものを選んでくださいね。

目次

1: 結露が怖い理由

結露が怖い理由

窓際や窓に水滴がいっぱい。

 

この状態を「結露」と呼びます。

 

「たかが水分」と考えてしまいがちですが、結露を放っておくと体や家によくない影響が起こることもあります。

(1)カビ

カビは次の3つの条件が揃うと、簡単に繁殖していきます。

  • 湿度
  • 温度
  • 栄養分

室内で水滴が発生しているということは、湿度が高くなっている証拠です。

これはカビにとって、大変好ましい環境です。

 

カビには快適な空間ですから、繁殖することを待ち望んでいます。

 

次に温度。

水滴は暖かい空気と冷たい空気によって発生します。

ということは、外が冷たいときに水滴が発生しているので、室内が暖かいと言えますね。

 

そうです。ここでもカビにとって最高の環境が提供されてしまっています。

 

ここまででカビが大好きな2つの条件が満たされています。

人間の住まいでも、なかなか2つの好条件が揃うことが難しいのに、カビは簡単に手に入れています。

 

そして3つ目の栄養分。すなわち「エサ」ですが、、、なさそうで、実はあります。

 

カビのエサは空気中に漂っている「ほこり」「ゴミ」。

本来ならこのようなエサは空気中を漂っているだけなのですが、発生した水滴によってほこりやゴミがキャッチされ、窓際に水滴と共に落ちていき溜まることで、カビの食事場所になってしまいます。

 

3つの条件が結露によって揃うことでカビが繁殖し、カビの胞子が空気中に舞い上がって、アトピーやぜんそくなどの健康被害が引き起こされます。

 

特に幼児や高齢者の場合、体力が落ちているときには肺炎を起こす可能性もあります。

 

(2)ダニ

ダニも高い温度と高い湿度が大好きです。

 

ダニはかまれると痒みが出てきて、蚊よりも痒みが続きます。

 

ダニから出たフンはアレルギーの原因にもなりますので、小さいお子さんがいらっしゃる場合、特に注意しておきたいですね。

 

(3)シミ

水分によって壁紙や窓際の材料にシミが付くこともあります。

 

ひどい場合には、壁紙が剥がれてくることもありますし、壁と壁紙の間にカビが発生していることもあります。

 

また、結露で発生した水分が壁の内側を伝って材木などを湿らせ、床下を腐らせるということも考えられます。

 

このようなことが起こると「見た目にシミが気になる」という程度の話ではなく、お家の健康状態にも関わってきていることになるでしょう。

このように結露は水分が発生しているだけではなく、人の健康状態や家の健康状態にも直接関係している「大きな問題」なのです。

 

では、結露はどのようにして発生するのでしょうか。

結露が発生する仕組みを知ることで対処方法もわかってきます。

 

2: 結露が起こる仕組みとは

結露が起こる仕組みとは

私たちが暮らしている部屋の中には空気があります。

 

この空気の中には「水分」が含まれているんですね。

そして空気中の水分は、気温が高くなるほどたくさん含むことが可能。

反対に気温が低いと、水分をたくさん含むことはできなくなります。

 

これはどのような状態なのかというと、次の例えをイメージしてください。

 

あなたは夏の暑いとき、喉が渇いて冷たい水を飲もうとガラスにコップに注ぎました。

 

これからコップに入った水を飲もうとしたとき、LINEの着信があり、先に着信を確認しようとスマホを見てみると、、、スルーすることはできない内容が届いています。

 

急いで返事を書き込むと、相手からも返信が届き、そんなやりとりが3分くらい続きました。

 

LINEのやりとりも一段落したので、先ほどコップに注いだ水を飲もうとコップを見ると、、、ガラスのコップのまわりに水滴がいっぱい。

 

コップを置いていた机も濡れていた。

 

このような経験があると思います。

 

これは夏の暖かい空気が、冷たいコップに触れたことで「水分」となりコップの表面に発生した状態です。

 

 

先ほども出てきましたが、暖かい空気は水分を多く含むことができ、冷たい空気は水分を多く含むことができません。

 

この理由から、夏の暖かい水分を多く含んだ空気がコップの冷たい空気に触れて冷やされ、冷やされた空気は水分を多く含めず、空気に含んでおけない水分が水滴となって発生したということなんです。

 

そして、これと同じことがあなたのお部屋でも起こっているということなんです。

 

3: 簡単にできる結露対策

簡単にできる結露対策

さて、このような困った結露ですが、どのような対策方法があるのでしょうか?

簡単にできる対策方法から紹介していきます。

(1)換気

要するに、室内の空気に含まれる水分が少なければ、結露がおきることはありません。

 

ですから、こまめに換気を行って、外の空気を部屋の中へ取り入れましょう。

 

特に湿度が高くなりがちな

  • 洗濯場
  • 浴室
  • トイレ
  • 台所

 

換気できるならやっておきましょう。

(2)ガラスの表面温度の差をなくす

ガラスの表面の温度を高め、部屋の温度との差をなくすことで結露を出にくくできます。

 

窓際ヒーターなどを使うことで結露防止できることもあります。

(3)水が必要なものは窓際から退避

花や観葉植物。

メダカや金魚など、水が必要となるものは、窓や壁の近くから離しておきましょう。

 

水があると湿度が高くなりますから、結露が発生しやすくなります。

(4)サーキュレーター

電気屋さんとか雑貨屋さんでも見かけることが増えました。

 

扇風機よりも小さくて、部屋の中の空気をまわしてくれる装置です。

 

窓付近の空気を動かすことで、結露を防ぐという方法です。

 

4: もっとも快適なのが窓リフォーム

もっとも快適なのが窓リフォーム

このような簡単にできる対策がありますが、それでも結露が起こる場合。

 

あれこれやるのは面倒。

 

根本的に解決して、気持ちよく安心して暮らしたい。

 

このように考えておられるなら、結露が起こる窓を「二重窓」にリフォームしてみるのが最適です。

 

二重窓とは、部屋側にもう一つ窓をつけることで、結露の原因となる外窓に触れる空気の温度や湿度を安定させ、結露が発生しにいく仕組みを作る方法です。

 

また、二重窓は気密性も高いため、部屋の中の暖房や冷房も効きやすく省エネを実現することも可能です。

 

さらに、二重窓は騒音防止、音漏れ防止の効果も高いですから、今まで気を使っていたお子さんの泣き声や生活音、隣から聞こえてくるピアノの音などからくるストレスも解消できるでしょう。

 

5: まとめ

結露はきちんと対策すれば、防止できますし快適に暮らすことができます。

 

しかし、放っておくとアレルギーの原因になることもあり、痒みや喘息が起こると楽しいはずの暮らしにイライラを持ち込むことにもなります。

 

まずは簡単にできる対処法を試していただき、それでもダメなら二重窓へのリフォームを考えてみてください。

 

結露防止、省エネ、騒音・音漏れ防止。

 

生活する上で気になることが全部解消できる方法ですので、困っておられるなら二重窓を検討してみてください。

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