下が畳でふかし枠が付けれず内窓(二重サッシ)の取り付けは難しい…そんな窓でも内窓(二重サッシ)が取付できます
電車がお家の近くを通る場所では線路の音が気になる方も多いかと思います。
今回は小さいお子様のために寝室に防音を目的として内窓を取付させていただきました。
しかし、木枠(額縁)の幅が狭く、ふかし枠(足し枠)が必要な窓なのですが、木枠(額縁)と畳の高さが同じで(バリアフリーの様な納まり)ふかし枠が設置できないと他社さんでは断られたそうです。
そんな窓でも内窓(二重サッシ)を設置しましたのでご紹介致します。
電車の騒音対策には内窓(二重サッシ)
お部屋の中で音の出入りの大きい割合を占めるのが窓となります。
ですので、窓の防音対策は重要となります。
窓の防音対策と言っても、もともとついている窓のガラスを防音のものに変えても体感の効果はあまりありません。
内窓(二重サッシ)を設置することで現在ついている窓(サッシ)と内窓(二重サッシ)との間にできる空気層が重要となります。
よく内窓に使用するガラスを悩まれる方が多いですが、ガラスというより良い空気層を作るための内窓の性能を重要視するのが効果を高めるためには大切です。
畳の上に内窓(二重サッシ)を取り付ける方法
電車の音を軽減するために内窓を設置することを決断してもいざ業者さんにお願いしたら、「設置できません」というケースも少なくありません。
今回は畳のお部屋のために設置が難しいとの事ですが、加工した木材を使用する事で畳でも内窓(二重サッシ)を設置しました。
一生畳を交換しないと決めていれば取り付けも簡単ですが、そういうわけにもいきませんので、畳が外せるよう畳より少し浮かせて下地材を取付けます。
強度を出すために固定するビスの本数を増やしています。
木枠の幅が足りないため、ふかし枠も設置します。(お写真シルバーの部分が木枠を足したふかし枠になります)
下地材もふかし枠を設置するための幅を計算して加工します。
下地材はご選択していただいた内窓(二重サッシ)と同じ色にすることで見た目も違和感ありません。
今回は、少しでも畳の方に(部屋内に)出ないよう枠の幅が狭いメルツエンサッシ66型を採用していただきました。
まとめ
手前が浮いているため(畳の部分)、絶対的な強度はでませんが、畳部分でもどうしても内窓を取付たいとお考えの方はご参考にしていただけたらと思います。
状況によっては今回の様なケースでも取り付けが難しい事もございますので、まずはご相談いただけたらと思います。
ご相談いただいたからといって、その後営業のご連絡などはいたしませんのでご安心ください。
最後までお読みいただきありがとうございます。