網が入った真空ガラス「網入りスペーシア」、結露や寒いお部屋の対策に!
いよいよ冬本番、毎年悩む結露や毎年我慢しているお部屋の寒さ…
毎朝結露を結露を拭くのは辛い…だけどほっておくとカーテンや木枠がカビだらけ…カビもゴムなどに付くとなかなか落ちないし…
毎年暖房器具をフル活用して部屋を暖めているが、暖房器具がない部屋は極端に寒く感じるし、暖房費が馬鹿にならない…
何度か、こういった記事は書いておりますが、本当に多く聞く悩みです。
こういった悩みは、まず熱の出入りが最も多い窓のリフォームが最優先となります。
スペーシア(真空ガラス)についても何度か説明していますが、その中でも今回は「網入りスペーシアの紹介です」
今ある窓ガラスに網が入っている場合は…
網入りのガラスは防火対策のため
お家の中でもガラスの中に網が入っている所や入ってない所があったりします。
そもそもガラスにある網は何の役目をしているかご存知ですか?
「コンクリートの中に鉄筋が入っている壁や柱の様に、ガラスも網(鉄)を入れる事で強度が増している
」や「網が入っていることでガラスに穴が開きにくそうだから防犯のため」と思っている方もいらっしゃいますが、実は防火のために使われています。
特に強度が強いわけでも、防犯上良いわけでもありません。むしろ弱いといってもいいです。
消防法
消防法という建物を建てる際に守らなければならない法律が存在します。その消防法には、「防火地域」「準防火地域」では、網入りガラス(防火ガラス)の設置が義務付けられています。
室内で火事が起きた際に火を外に出さないような役目があったり、熱でガラスが割れた時に周囲に被害がないように法律で防火ガラスと決められています。
大きな被害とならないように法律で定められていますので、勝手に網のない一枚ガラスなどには(網無しの防火ガラスもあります)交換できません。
網入りガラスが入っていても網入りにする必要がない場合も…
現在網入りガラスが入っていても必ず網入りガラスを入れなければならないというわけでもございません。
築年数の経っている家では、建てた当時は消防法関係なく網入りのガラスを使っただけのケースや現在の消防法では「防火地域」「準防火地域」でない可能性もなくはありませんので、ガラスの交換を考えている場合は、お家を建てた会社に問い合わせるか、各都道府県の都市計画課または建築指導課に問い合わせて「防火地域」「準防火地域」なのかを確認してみてください。
網入りスペーシア(網入りの真空ガラス)
窓ガラスの結露や冬の寒さ軽減にガラスの交換をお考えの場合は、真空ガラスのスペーシアにも網入りがあります。
現在の窓ガラスが網の入ったガラスの場合は、上記の例外以外は網入りのスペーシアの交換が条件となります。
しかし、現在戸建てにお住まいの場合は、戸建て用の住宅サッシですと標準のスペーシアよりガラスの厚みがある網りのスペーシアではガラスが入らない場合もありますので、ご注意ください。
網入りスペーシアへの交換
ガラスの交換は現在ある窓(障子)を外して、組み替える作業となります。
場所によっては、面格子を外さなければ窓(障子)が外れない場所もあります。
面格子を外している様子です
網入りスペーシアへの交換後の様子
交換しても写真では交換したかわかりずらいですが、ガラス一枚に対して右上に空気を抜いたキャップがついています。
まとめ
「交換しても交換したのがわかりずらい」これが寒さ対策、結露を軽減させる対策のガラス交換のメリットとなります。
内窓の設置と違い、窓の開け閉めも交換前とは変わりませんし、掃除の手間も同じという事もメリットの一つです。
その反面、網入りスペーシアのデメリットは金額が高いという事です。
標準のスペーシアに比べてかなり金額が上がってしまいますので、交換を躊躇してしまう要因となっています。
しかし、ガラス面からの熱の出入りは普通のガラスと比べ驚くほど違いがありますのでおすすめです。
省エネになるので国も自治体も補助金を出すほどです。
「いくらくらいかかるのか」「自宅での交換はできるのか」など気になる事がありましたら、お気軽にご連絡ください。
最後までお読みいただきありがとうございます。