窓の結露を減らすために内窓を取付!しかし窓の落下防止手摺が…
寒い時期に天敵になるのが窓の結露。
毎朝毎朝窓拭きから一日スタート、嫌になります。
この時間をほかの事に充てられたら…毎日の事なので結構な時間を無駄にしているかもしれません。
窓の結露を減らすために、内窓の設置が効果的というのは最近では広く知られるようになってきました。
内窓の設置には、木枠(額縁)の幅がある程度必要となり、木枠の幅がないと専用のふかし枠(メーカーによって呼び方が違います)いわゆる足し枠で、木枠の幅をふやす材料が必要となります。
この足し枠を、「部屋が狭くなる」「圧迫感がでそう」と敬遠する方も多いと思います。
でも、毎日の結露拭きは何とかしたいし…
足し枠なしで内窓を取りつける方法は、いくつかありますが、その中の1つをご紹介します。
・手摺って動かせるの?
・内窓つけて窓の結露を減らせるの?
・ふかし枠(足し枠)をするしないのメリットデメリットは?
手摺を移設して内窓をつける幅を確保
写真のように、手摺がついているので内窓を設置する幅が足りず、ふかし枠をつけて内窓をつける幅を確保する方法を提案する業者さんも多いのではないかと思います。
しかし、上記写真のような手摺の場合は、他の方法でふかし枠を使わずに内窓を設置する事が可能です。
その方法は、手摺を取付金具の狭いタイプの手摺に交換して、内窓を設置する幅を作る方法です。
既存の手摺を外して、新規の手摺の金具を取り付けます。
この時に、既存の手摺を取り付けてあったビス穴を隠すように取付ると仕上がりがきれいになります。
外側に手摺1本分が移動したのがわかりますか?
広くなった木枠(額縁)に内窓を設置することができます。
※「手摺はいらないから外しちゃっていいよ」と言われることもありますが、基本的には、手摺がある場所は建築基準法で定められた高さをクリアしていないのでついているケースがほとんどですので、取り除くことはNGとなります。
内窓には、結露を軽減する効果があります
内窓を設置する事で結露軽減の効果はあります。
しかし注意ですが、内窓をつければ結露が0になるというわけではございません。
結露の発生には、部屋の中、外や周辺環境などによって大きく左右されます。
内窓設置で0になる事もあるのですが、内窓をつけても結露が出てしまうケースもあります。
また、内窓の種類(メーカー)によって効果に大きくばらつきがありますので、内窓の選定には注意が必要です。
「内窓は内窓、どれも結露防止に大きな差なんてないですよ」という業者さんもいるのも事実ですので、しっかり自分のお家にあった内窓+ガラスを選んでください。
実際にまったく同じ場所に、2種類の内窓で結露の出方の違いを見ていますので信用できる情報です。
ふかし枠使用のメリットデメリット
ふかし枠をつけるメリット
ふかし枠を使用する場合のメリットは、既存のものをそのままに内窓を設置できる点にあります。各内窓メーカーには様々な大きさのふかし枠がありますので、木枠(額縁)の幅が狭すぎるから内窓はつかないと思っている窓でも内窓をつけることが可能になります。
ふかし枠をつけるデメリット
ふかし枠つけるデメリットとしては、どの内窓メーカーもオプション品となりますので、金額が高くなります。
また、ふかし枠をつける事で、アルミサッシと内窓との間が広くなり(空気層)結露対策としては少し不利になってしまいます。※防音目的の場合は、空気層が広い方が良いとされています。
「部屋が狭くなる」「圧迫感でそう」といった不安をよく聞き、デメリットとされがちですが、見た目に関してはほとんどの方が内窓を取り付けた後に「意外に自然」「部屋が狭くなった感じはしない」といった感想をいたただきますので、あまり深く考えなくてもよいと思います。※あくまで人それぞれの感想となります。
まとめ
今回は、手摺の種類を変える事で、他社業者さんがふかし枠が必要と言うような場所でもふかし枠なしで内窓を取付る事ができました。
窓の種類によっては、他の方法でも他社業者さんがつかないといった場所でも弊社ですと内窓を設置できるケースも多くありますので、「ふかし枠なしで内窓をつけたい」「こんな場所でも内窓つけられる?」「手摺交換だけもやってもらえる?」など相談のみでも大歓迎ですので、お気軽にお問合せください。
どんな質問でも真剣にお答えさせていただきます!