大信工業内窓プラスト取り扱い店だから安心というわけではありません。内窓プラストの失敗例

防音や断熱、結露目的で内窓(二重窓)が効果的というのは、国や自治体の補助金もあり世の中に広まりつつあります。
その中でも防音や、結露の場合は内窓(二重窓)の枠の性能によって効果が大きく変わる場合がございます。
現在、様々な内窓(二重窓)がある中で最も気密性(性能)が高い内窓(二重窓)が大信工業㈱社製の内窓プラストという製品になります。
今回は、せっかく性能の高い内窓(二重窓)を選んでいるのに効果が発揮できていないケースがあるということを知っていただくためにご紹介させていただきます。
あるお客様から、内窓プラストは他社さんで取り付けたのですが、内窓プラストに使用されているガラスを取り換えてほしいという依頼で施工させていただきました。
内窓プラストの枠の取り付けでの失敗例
内窓プラストは構造上気密性(性能)が高いため、防音や結露に悩ませれて内窓に関してよく調べられている方は内窓プラストにたどり着きます。
その上で内窓プラストは取り扱い店も少ないため、取り扱っているだけで「安心して任せられる」と思いがちですが、残念ながらお店によっては安心できないケースもございます。
内窓プラストの枠の固定方法
内窓プラストの枠を止める際に、タッカーという機械に建築用のホッチキスのようなもの(ステープル(針))で固定します。
このステープルには幅や長さの種類が様々あります。

通常はメーカー推奨の10ミリタイプのステープル(針)を使用します。
(写真内シルバーのもの)
内窓プラストにあまり慣れていない業者さんの場合は、このステープルが幅の狭いタイプを使用しているケースがあります。

上記写真がもともと施工されていた写真になります。
固定しているステープルの幅が狭いのがわかります。
狭いステープルでもしっかり固定ができていればよいのですが、実は枠を引っ張ると固定できていない箇所があります。

窓を正面から見て枠を窓の中心に向かって引っ張ると、写真の赤丸印に光漏れしているのが分かります。
ステープルの幅が狭いのに対して固定しているものが柔らかい樹脂なので、貫通してしまっています。
木材等には幅の狭いステープルが有効ですが、樹脂等の場合は不向きです。
内窓プラストの取り付け完成後はステープル部分は被せる枠があるため、一般の方ですと見る機会がありません。
当然お客様も全く気付いていませんでした。
強度だけではなく隙間ができやすいため、せっかく性能の高い内窓プラストを取付けても100%の性能が発揮されない場合があります。
内窓プラストの障子の組立失敗例
内窓プラストは枠のメーカーであり、通常販売店はガラスを別で購入して内窓プラストにガラスを組み込んで(組み立てて)取り付けをします。
この組立も取り扱いになれていない業者さんですと気づきづらい部分で欠点がでます。

赤丸印の部分は障子材と厚いガラスを入れるためのアタッチメントとのつなぎ目になります。
この黒い筋はしっかり嵌っていない隙間になります。
一度障子を外して組みなおすと隙間がなくなっているのが分かります。
光が漏れるほどではないですが、隙間ができている可能性がありますし、強度も不安が残ります。
この部分に関してもお客様は全く気づいておらず、逆に弊社の人間は見てすぐにわかりました。
組み立てる際に組む順番が間違えているとこのような隙間ができてしまいます。
今回3か所の窓に内窓プラストの引き違いタイプ(NT型)が付いていましたが、全ての窓で同じ隙間ができていました。
まとめ
他にもPDS型という内開きタイプ、FKD型というFIX窓(嵌め殺し)タイプの内窓プラストが取付けてありましたが、どちらも取り付けに修正事項がありました。それに関しては別の機会にご紹介させていただきます。
このように、せっかく内窓プラストという性能の高い製品を取付けても、肝心な施工や組立に問題があると十分な性能が発揮できず、残念な結果となってしまいます。
内窓プラストに限らず他のメーカーの内窓(二重窓)でも同様ですが、施工組立精度によって耐久性や性能が変わります。
今回このような記事を載せるのは、粗を晒してしまっているようで迷いましたが、これから内窓プラストをご検討されている方々が満足できるように、また、少しでも施工業者さんが注意して取り付けしていただけるように思いを込めて掲載させていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございます。


