三重のサッシにしたら効果は増すの?
内窓を付けて窓を二重にすると、防音効果や、寒さ効果、暑さ効果から結露効果まで色々な効果があり、内窓の種類によってその効果も様々です。
では、二重サッシにさらに内窓を足すと、効果はどうなるのでしょうか。
窓の匠でも、たまに三重サッシを希望される方がいて、今回も防音対策で二重サッシになっているところにさらに内窓を設置しました。
・窓を三重にしたらやっぱり二重より効果があるの?
・内窓にさらに内窓を取付できる?
・ガラスの選定の注意
三重にすれば防音効果はさらにあがります。
個人的には、気密性の高い内窓を取り付ければ、3重にした所でさほど効果がでないのでは、と思っていましたが(床、壁、天井、換気口、換気扇、エアコンなど音の出入りする要因は窓の他にもあるため)3重にされた方のほとんどが満足されます。
感想を聞くと、「二重の時より軽減した」と言っていただけます。
上記写真のお客様も内窓がついていましたが(他社さん取付)その内側にさらに内窓を付け、結果満足していただけました。
注※ 取付をしていて感じる事は、たしかに効果は感じる事ができますが、二重にした時よりは効果の幅は落ちますのでお気を付け下さい。(例えば、内窓設置前の音を10とすると、内窓を設置する事により5になったとします。そこにさらに三重にしても音は同じように5減らないという意味です)
内窓の内側にさらに内窓を取付できます。
現実的に、内窓を2つもつけて三重にできるの?と思うかもしれませんが、取付ようと思えば、取付可能です。しかし、かなりの幅が必要ですし、木枠を増やさなければならない場合は、見た目も仰々しくなってしまうので、見た目も気にする場合は難しいかもしれません。
※取付可能かは、お気軽にご相談下さい。
三重にする時の注意
窓を三重にする時に注意しなければならないのが、ガラスの厚みです。同じ厚みのガラスを使用してしまうと共鳴現象が起き、せっかくお金をかけた防音対策も無駄になってしまいます。
同じ厚みのガラスを使用しないようお気を付け下さい。
※共鳴現象とは…
気体や液体や物体が同じ周期で振動しているときに、他から同じ周期で力が加わると、受けた物の振動(ふり幅)が大きくなるといった現象です。