手摺、物干しを撤去することなく後付けの雨戸を設置

後付け雨戸

昨年の大型台風依頼増えている雨戸や、シャッターの取付依頼。
関西での状況などをニュースで見れば心配になるのは当然です。
ここ数年よく耳にする「想定外」という言葉…昨年の大型台風よりさらに大きい台風も「想定外」と言われながら上陸する可能性もあります。

今回は後付けの雨戸の紹介です。
台風からの防御策としての取付依頼です。

 

目次

窓にシャッターの取り付けが困難の場合は、後付けの雨戸

 

今回のお客様のご希望は…

・台風対策で、雨戸かシャッターを取り付けたい
・物干しと窓手摺はそのまま使いたい
・足場を組まずになるべくリーズナブルに

後付け雨戸取付前

写真の上と下の窓2カ所ですが、シャッターだと、大きさや窓手摺などの関係上全てのご希望をクリアするのが難しそうでしたので、雨戸を採用していただきました。

 

雨戸一筋施工前

後付け雨戸施工後

雨戸は戸袋(雨戸パネルを収納する場所)が必要となりますので、手すりや物干しがあると雨戸パネルの出し入れができなくなってしまいます。
そこで、雨戸レールを逃がせるようにサッシや雨戸と同じ色のアルミ製の角材を使いオリジナルの柱を製作して取付しました。施工前と施工後の写真で窓の右側に変化があるのがわかりますでしょうか。

お客様のご希望通り物干しと窓手摺の機能を損なわずに後付けの雨戸を設置する事ができました。

 

 

梯子が立てられる場所は足場なしで施工できます

 

2Fに雨戸やシャッターを設置する場合に、多くの業者さんでは足場の設置が必要となります。
足場を設置する場合は、金額に大きな差がでます。
お客様にとって、商品など形として残るものであれば納得できますが、足場を設置してシャッターや雨戸を取り付けたらすぐ解体してしまうものに大きな金額を払うのは躊躇してしまうかと思います。

大きな会社は特に安全上の問題で足場設置が必須となります。たしかに足場からのシャッター、雨戸の設置が安全上好ましいですが、窓の匠では、足場代がもったいないと感じており、梯子でできる作業は梯子にて施工させていただきます。
かといって安全対策怠っているわけではございません。足場より危険度が高い梯子作業なので、少しでもリスクを減らすためしっかり対策して作業しております。(梯子が倒れないように括り付けたり)

 

シャッターにはない雨戸のいいところ

台風などの暴風被害から窓を守る目的では、雨戸もシャッターも同じ位の力があると思いますが、見た目や使い勝手などには違いがあります。

雨戸のメリット

雨戸のメリットは、仮に台風などの暴風で飛来物でシャッターが雨戸のパネルが凹んでしまった場合、雨戸の場合は、破損したパネルのみの入れ替えで済みますが、シャッターは本体中身を丸ごと交換しなければなりません。
また、少し窓の知識があれば雨戸のパネルは自分自身で入れ替える事ができますが、シャッターは簡単に交換できません。特に2Fの場合は専門の人間でなければできません。(雨戸のパネル交換のみであれば部屋の中からできます)梯子が立たないような場所でしたら交換に再度足場を立てなければならないので、大きな費用がかかってしまいます。
また、雨戸でしたら、将来通風タイプに交換したい場合に、レールや戸袋はそのままでパネルのみ入れ替えれば簡単に交換できるのもメリットの1つです。

掃除に関しても、シャッターだと閉めた状態でないとなかなか外側を洗うのは難しいので特に2Fの場合は雨戸の方がきれいに保つにはメリットの1つとなります。

雨戸のデメリット

まずは、外観をすっきりさせたい場合は、収納できるシャッターに対しての雨戸のマイナス点になります。
また、使い勝手でいうと、開け閉めの手間がシャッターに比べて大変という点にあります。シャッターは上下から1動作で開閉できるのに対し、雨戸はパネルが多ければ多いほど動作が増えるので手間がかかります。

まとめ

最近では圧倒的にシャッターが多く使われていますが、シャッターだと付かないような場所でも雨戸だと取付できる場合もございます。
「うちの窓に雨戸が取付できるか教えてほしい」「雨戸っていくらくらいでつけられるの」など質問のみでも大歓迎です。

あっという間に台風の季節はやってきます。
台風の被害で壊れたものを元に戻すだけにお金を出すなら、先に雨戸を取付て安心して台風を迎える環境を作るのも良い選択だと思います。
もしお悩みでしたら一度ご相談ください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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