人の声の防音対策でコーナー窓にふかし枠を使って内窓設置
保育園、幼稚園や学校、公園、グラウンドなどが近くにあるお家の方は悩んでいる方も多い問題が、人の声です。
「運動会や部活の時期時間帯は家にいたくなくなる」や「住む前は子供の声が賑やかで楽しそうと思っていたけど、実際住んでみると毎日子供のはしゃぎ声で聞いているのがつらくなった」というお声を耳にします。
今回は、そんな理由から窓でできる防音対策を知り、内窓(二重窓)の設置をご依頼いただきました。
しかし、窓がコーナー窓のうえ、木枠(額縁)の幅が足りず、他社さんに聞いても難しいとの回答で弊社にご相談いただきました。
そんな窓でも問題なく内窓(二重窓)の設置が可能ですので、ご紹介いたします。
窓からの音の侵入、音の悩み
他の人に相談しても「音なんて時間がたてばすぐになれる」「気にしすぎ」などと言われて余計にストレスに感じてしまい、困っている方も多いのではないでしょうか。
人それぞれ好みがあるように、苦手な音(音域)も人によって様々です。
その苦手な音が脳にインプットされてしまうと、他人が聞いてもたいした音ではなくても本人にはつらい状況となってしまいます。
「夫に相談しても全然真剣になってくれない」と夫婦の仲が悪くなってしまうお話も聞きます。
真剣に悩んでいるから真剣に取り合ってほしいけど、聞く側も本心で大した音ではないと思っているので簡単に「すぐ慣れるよ」と答えて揉めてしまう状況となります。
騒音の問題はストレスがかかりますので、最悪急に倒れて病院に運ばれてしまう方も実際にいます。
現在悩んでいる方は早めの対策をおすすめします。
コーナー窓にふかし枠
窓の騒音で内窓をつける決断はしたけど実際に業者さんにお願いしたら「取付できません」と絶望した経験がある方もいらっしゃるかと思います。
窓の専門店と謳う業者さんでも断られるケースがあるコーナー窓にふかし枠を設置しての内窓の取付です。
コーナー窓とは、一つの窓で直角や偏角で折れ曲がっている窓の事を指します。
写真のように木枠(額縁)の幅が狭く幅が広いふかし枠が必要となります。
長めに発注したふかし枠を斜めにカットして取り付けます。
反対側も同じようにカットすることできれいに納まります。
内窓を設置するスペースが確保できたら、方立(柱)を立てて通常通り設置していきます。
上の写真のように、召し合わせ(窓が重なっている部分や、柱がある部分)を内窓も合うように取り付ける事で違和感なく内窓を設置することが可能です。
※今回はまどまどを採用していただきましたので、ふかし枠は大額縁(まどまどの製品名)となります。
幅が広いふかし枠には補強材
既存の木枠(額縁)が狭い場合は、幅の広いふかし枠が必要となります。
※各メーカーによってふかし枠の種類(幅)はいくつかあります。
幅が広いふかし枠を使用した場合、年月が経ってふかし枠が下に垂れると内窓が外れてしまう危険がありますので、補強材を入れていた方が安心できます。
通常は補強材が目立たないようにL型のアングル材などを使用しますが、今回は、築年数の経った建物で下地がなかったため、お客様と相談し柱を入れさせていただきました。
内窓設置のご依頼をいただき、ただきれいに取り付ければいいではなく、少しでも長く性能が保てるよう心掛けてお取り付けしています。
まとめ
現在の窓のガラスを防音のガラスに交換したとしても効果はかなり薄く、防音には内窓の設置が有効となります。
内窓の設置を決断し、業者さんに取付を断られても1社であきらめるのはなく何社かお聞きしてみると、本当にご自宅に合った内窓やガラスの種類、内窓が付いた時の見た目、耐久性がわかってくるかと思います。
「他社さんは○○って言ってたけど、どう思う」などのご質問でも真剣にお答えしますので、お気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございます。