こんな音のお悩みはありませんか?
普段生活している環境で、悩むほどの騒音があるというのは本当にストレスだと思います。
ひどくなってくると、体調を崩したり鬱になってしまったりと、その影響は深刻です。
もちろん、外から聞こえる音だけでなく、自分が出す音によって周囲の方とのトラブルを引き起こしてしまうこともありますから、音に対して敏感になる方が多いのは当然ですね。
住み心地の良い環境や、ご近所さんとの良好な関係を保つために、そのお悩みはぜひ解決したいですね。
音が入ってくる原因とは?
あなたを悩ます音はどこから入ってくるのでしょうか?
実は、音の種類によって伝わり方が違います。
これらは大きく3つに分類することができます。
1.空気を伝わって聞こえる空気音1.空気を伝わって聞こえる空気音
雷の音、警笛や人の話し声など。雷などは、よく光ってから何秒で音が聞こえたかで雷が遠いか近いか判断した事があるかと思います。それが空気伝達音です。
空気伝達音は外部との隙間などから入ってくる事が多いです。
2.個体を伝わって聞こえる個体音
階上の足音、トイレの排水音等、壁、床などから振動として伝わってくる音。糸電話で話すときに聞こえてくる音が固体音です。
3.空気音と個体音の両方
道路や線路が近い場所でのトラックや電車の音。
道路や線路が近い場所では、地面から伝わる振動音と、空気から伝わる音が両方聞こえてくるという状態です。
また、これらとは別に音域による違いもあります。
高音域の場合は、波長が短いため物(窓、ガラス等)にあたった場合違う方向に行きやすい(逃げやすい)ですが、低音域は波が緩い分、物(窓、ガラス等)に力が伝わりやすくなります。防音対策は、こうした音の性質に合わせて適切に行う必要があるのです。
上記のことから、「空気を伝わって聞こえる空気音」や「音域としては高めの音」については、窓のリフォームで解決できる可能性が高くなります。空気音が窓から入ってくるのは、アルミサッシの構造に理由があります。
現在、多くの建物に利用されているアルミサッシ(引き違い式)は、下記のようなブロックレール式と呼ばれる構造をしています。この形状は、開け閉めなどの動きがスムーズで、隙間にゴミが詰まりにくいというメリットがある一方で、「動きが軽い→摩擦力が弱い→気密が低い→音や熱が入りやすい」というデメリットにつながってしまうのです。
つまり、一般的には軽くて使いやすい窓ほど、防音・断熱には弱いと考えられるのです。
空気音を軽減させる方法は?
そこでおすすめなのが、内窓(二重窓、二重サッシ)の取り付けです。
今ある窓の内側にもう一つ窓を取り付けることによって、サッシ部分も二重にし、入ってくる音の量をぐんと減らします。
また、二重になった窓と窓の間に空気層を作ることで、さらに音を軽減することができるのです。
性能の高い内窓設置で約+10dB(デシベル)下がると言われています。
一般の窓ガラスを通過すると音は20dB軽減されます。合わせて「内窓」を使えば最大45dBカット可能(理論値)と考えられています。
※45dBカットはメーカー調べの数値です
実際のところ、体感としては《90dB→80dB》と《50db→40db》のように同じ10dbの違いでも、後者の方がより静かになったと実感される方が多いようです。
内窓を取り付けた時の音の動き
dB(デシベル) | 音のイメージ |
---|---|
90 | 電車通過時のガード下 |
80 | 地下鉄の車内 |
70 | 大き目のステレオの音 |
60 | 普通の会話 |
50 | 事務所 |
40 | 図書館、市内の深夜 |
30 | 虫の鳴き声、郊外の深夜 |
20 | そよ風、木の葉の音 |
音の大きさのイメージ
「内窓を付けるのではなく、今の窓のガラスだけを防音ガラスに交換したらどうなの?」というご質問をよくいただきます。
こちらについては、防音という効果の面だけで考えると、費用対効果が良くないためおすすめしません、とお答えしております。
というのも、上記でご説明した通り、音の原因がサッシの隙間にあるケースがほとんどだからです。
ガラスそのものの振動(外の音が気になっている場合は、耳をガラスにつけてみると音が入ってきているのがわかります。)から出入りする音に対しては、防音ガラスに変えたところで人間の耳の感覚ではほどんど違いを感じません。(実際施工していても、音に関してはその違いがわかりません。)
ですから、防音ガラスの有効な使い方は、内窓(二重窓、二重サッシ)に使用するガラスとして選ぶことです。これでより防音効果を得る事が可能となります。
窓の匠では、音のお悩みをご相談いただいた場合は、基本的に内窓(二重窓、二重サッシ)と防音合わせガラスの組み合わせでのご提案をしております。
もちろん、お悩みの度合い(音の大小)にもよりますが、後から「やっぱり防音ガラスに変えたい」というのは費用面から難しい場合が多いです。
ですから、お客様としっかりお話をさせていただいた上で、お客様が求めている目的に近いご提案ができるよう心がけております。
また、内窓の種類(メーカー)によっても効果は違います。種類によって気密性に大きな差がありますので、せっかく二重窓にしてもそのサッシに隙間が多いと効果は半減してしまいますし、サッシと内窓の間にできる空気層も弱くなってしまいます。
こうしたことから、とくに音のような繊細な問題で窓を考えるときには、「有名なメーカーでいいや」「安いメーカーでいいや」という選び方は避けることをおすすめしております。
設置されたお客様の声
神奈川県横浜市N様
悩んでいた車の騒音も気ならないほど効果があり大満足です。
しかも、騒音に効果があるだけでなく聞いていた通り結露がなくなりビックリしました。
二重窓を調べ始めた時は、いろんなメーカー、いろんなガラスの種類、さらにはいろんな業者。
何をどこにお願いしていいのかさっぱりわかりませんでしたが、たまたま見つけた「窓の匠」のホームページが本当に二重窓に詳しい感じが伝わり現地調査をお願いしました。
実際にお話ししても、営業としての愛想の良さとは違い、真剣に悩みを考えてくれているのがよくわかりました。
二重窓は取付けも大事だという事を知り、なおさら工事に自信がある「窓の匠」にお願いしました。
本当にありがとうございました。
参考にしてください
下記の動画は、実際に防音でお悩みの方のお家で取り付けた時の動画になります。内窓の防音効果の参考になればと思います。
※携帯電話での撮影の為、見にくい映像ですがご了承ください。